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FXについて

FXとは一体どのようなものなのでしょうか。

良く知らずになんとなく避けている人もいるのではないでしょうか。

FXという商品についてどのようなものなのか確認してみましょう。

 

FXとは

外国為替証拠金取引のことで、外貨に対して投資する商品になります。

FXという呼び方はForeign Exchange(外国為替)の略称になります。

世界に存在するお金の種類は複数あり、それぞれ価値が異なります。

そのお金を扱っている国や世界の情勢が変化すれば、それぞれのお金の価値も変化していきます。(もちろん影響するのは情勢のみではありません)

皆さんが持っている日本円をこれから価値が上がっていくと予想される国のお金に変えておいて、価値が上昇したのち、日本円に換えればその差分儲かることになります。

ここまでは外貨預金と同じ考え方になります。

 

外国為替市場と参加者

外国為替市場は、「インターバンク市場」と「対顧客市場」の2つに分かれています。

参加者によって取引する場所がそれぞれ異なります。

インターバンク市場:金融機関、銀行など、限定的な参加者による市場です。この市場には個人などは参加できません。

対顧客市場:多くは顧客(個人)が海外で使うために通貨の交換に利用する市場です。

外国為替市場の参加者は「投機筋」と「実需筋」に分けられます。

投機筋:金融機関、機関投資家個人投資家

実需筋:輸出・入業者、企業

 

FXの特性

外貨預金の場合は手持ちの資金の範囲でしか取引(外貨の売買)できません。

FXの場合、証拠金(取引の担保金として預けておく資金)で本来取引ができる取引金額の何倍もの金額の取引を可能にすることができます。

このシステムをレバレッジといいます。

他にも外貨預金とは手数料が安く、また株等とは異なり24時間取引が可能です。

(株の場合日本国内では9~15時の間のみ取引可能、またFXもですが土・日は取引できません)

 

FXの運用方法

FXにはいくつかの運用方法があります。

大きく分けると短期運用か長期運用かになります。

長期運用の場合、スワップポイントを得る方法があります。

通貨ペアの金利差調節額のことをスワップポイントといいます。

種類の異なる通貨を売買し、しばらく保有、その後反対の売買を行います。

この保有している間、金利差分のポイントを受け取ることができます。

例えば、日本円などの通貨は金利が低く、持っていてもあまり金利をもらえません。

そのため、金利の高い通貨(トルコリラ等)に売買し、持っていることで、高い金利を得ることができます。

他にも南アフリカランド、豪ドル、メキシコペソなどもスワップポイントが高い通貨になります。

一日ごとにもらえ、数十円から数百円のものまであります。

 

短期運用の場合、通貨は常に変動しておりその変動差を狙って売買をします。

例えば、1ドル100円の時に持っている100円で1ドルを買います、その後1ドル102円の時に、先ほど買った1ドルを売り、102円にします。

これによって手元には102円が残るので2円得したことになります。

(実際の取引では手数料が発生します、大体数銭円程度になります)

 

FXを始めるには

始めるにはFXの取引口座を持つ必要があります。

FXの取引口座には大まかに2種類あります。

  • 国内口座
  • 海外口座

【違い】

FXの特性でもお話ししたように、FXにはレバレッジというシステムがあります。

このレバレッジを何倍まで可能になるかは、国内口座か海外口座なのかによって左右されます。

国内口座であれば2019年春から最高10倍まで規制されることになりましたが、海外口座であれば1000倍以上のレバレッジを設定することも可能です。

レバレッジを何倍まで設定するのかは運用方法・手法にもかかわってくることですが、最初であれば国内口座の10倍で十分です。

最初の内は勝つことよりも負けない事=損失を出さないようにすることのほうが重要だからです。損失を大きく出さないよう運用し、自分の勝てる手法を確立するまではレバレッジが何倍でも関係ないからです。勝てる手法を確立してから何倍のレバレッジを設定すればよいかを考えればいいのです。

FXの注意と向き合い方

【向き合い方】

①時間に左右されない。

上記にも記載しましたが、FXは24時間取引が可能です。そのため本業をやりながらの副業として行うとしても時間による縛り・負担が少なく済みます。

 

②スキルになる。

トレードする上のスキルとしてファンダメンタル分析(世界経済の情報等から判断)、テクニカル分析(値動きの推移をグラフ化したチャート等を読み判断)があります。これらはFXのみに役に立つスキルではありません。仮想通貨や株などにも通じるスキルになります。そのため、FX以外にも運用していく選択肢を取りやすくなります。

 

③副業として考える

何も「大金を稼ぐだとか、本業より稼ぐ、本業をやめるために稼ぐ」必要はりません。

最初は月に数千~数万稼げれば十分です。それだけでも生活は楽になりますし、その稼いだ額をさらに投資に回せば、さらに稼いでいくことも可能です。

その結果、本業より稼ぐといったことにつながり、セミリタイアするといったことにつながると思います。

 

【注意が必要な点】

最初から損失を出さずに稼げる人はまずいないでしょう。そのためプラスの運用にするまでは損失を出すことになります。プラス運用になるまで、つまり勝てるようなる手法を見出すまでは少額で運用する必要があります。

そのため、運用のための資金は生活資金とは別の余剰資金で運用する必要があります。(もしくはデモ取引で行う方法もあります)

危ないイメージがあるFXですが、基本的には運用資金以上のマイナスにはなりません。強制ロストカットというシステムがあるからです。

強制ロストカットとは、保持しているポジションの含み損が証拠金に対する一定の割合を上回った時に、FX会社によって強制的なロスカット、すなわち損切りが行われます。そのため運用資金よりマイナスになることはまずありません。(注意:○○であればマイナスになることがあります)

 

【最後に】

投資する上でFXに限らず、すべての商品を選択する上で重要になるのは「自分にあっているか」です。

「自分に合っているのか」を考えるうえで重要なのは、「どういう商品か」だけではなく、その商品を「どのように運用するか」が重要になります。

その商品がどんな商品なのかを理解した上で、自分が運用するならどのように運用するか、を考えてから選択しましょう。

FXは手法・戦略次第で運用方法が変わります。

重要なのは良く知ったうえで、吟味し選択をすることです。

食わず嫌いにならず「知らないことによる損」をなくすことがまず重要です。

次回は「FXに実際に参加している人たちについて、また本当に稼げているのか」を確認します。